この記事では、アイリスオーヤマはどこの国のメーカーなのかなどをお伝えしています。
「アイリスオーヤマってどこの国の会社?」
そう思っている人は少なくありません。安くて便利な家電や生活用品をたくさん見かけるけれど、どこの国のメーカーなのか、またどんな会社なのか、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなアイリスオーヤマに関するさまざまな疑問を解消していきます。
アイリスオーヤマはどこの国のメーカーなのか?会社概要・沿革をチェック!
まず初めに、アイリスオーヤマはどこの国のメーカーなのかの答えですが、「日本の企業」です。
安い価格帯の製品が多いことから、海外メーカーだと思われがちですが、れっきとした日本の企業です。
価格の安さや「どこの国?」という疑問の背景には、海外に複数の工場を持っていることが関係しているかもしれません。
まずは、アイリスオーヤマの会社概要と沿革を見ていきましょう。
アイリスオーヤマの企業概要
会社名 | アイリスオーヤマ株式会社(IRIS OHYAMA Inc.) |
本社所在地 | 宮城県仙台市青葉区五橋2-12-1 |
設 立 | 1971年4月 |
代表者 | 代表取締役社長 大山晃弘 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 6,223名(2025年1月) |
売上高 | 2,315億円(2024年度) |
グループ売上高 | 7,760億円(2024年度) |
事業内容 | 生活用品の企画、製造、販売 |
アイリスオーヤマは、本社を宮城県仙台市におく日本の企業です。
家電製品だけでなく、生活用品から食品まで幅広い製品を扱っています。
アイリスオーヤマの沿革は?
アイリスオーヤマが日本の企業と分かりましたが、沿革も見てみましょう。
沿革の前半から一部を抜粋してお伝えします。
1958年 | 4月 | 先代・大山森佑が大山ブロー工業所を創業 |
1964年 | 7月 | 大山健太郎が代表者に就任 |
1971年 | 4月 | 大山ブロー工業株式会社を設立 |
1986年 | 4月 | 株式会社オーヤマ設立 |
1989年 | 12月 | 本社を仙台市に移転 |
1991年 | 3月 | 株式会社アイリスプラザ設立 |
1991年 | 9月 | 社名をアイリスオーヤマ株式会社に変更 |
アイリスオーヤマのルーツは、東大阪でプラスチック製品の下請け加工をする「大山ブロー工業所」です。
当初は、ブロー成形という技術でプラスチック製の容器を専門に生産していました。
その後、ペット用品やガーデニング用品、オフィス用品など、事業を多角化していきます。
沿革からもわかるように、アイリスオーヤマは日本で生まれ、日本で成長してきた企業なのです。
アイリスオーヤマという名前の由来は?
アイリスオーヤマは、もともと「大山ブロー工業所」でしたが、1991年にアイリスオーヤマ株式会社に社名を変更しています。
「オーヤマ」の部分は、大山氏から取っていますが、「アイリス」は、2つの由来があるようです。
1つは、誰でもわかりやすい社名に変えるために、発売していた園芸用品のブランド名「アイリス」(花の名前)を採用しました。
また、「アイリス」は、ギリシャ神話で“虹の女神”という意味があるようで、「お客様との虹の架け橋になりたい」という思いを込めたようです。
アイリスオーヤマのシンボルマークは、虹とハートマークを組み合わせたデザインになっています。
アイリスオーヤマはなんの会社?取扱製品(業種)をチェック!
「アイリスオーヤマといえば家電」というイメージが強いかもしれませんが、実は非常に幅広い事業を展開しています。
アイリスオーヤマは、なんの会社なの?という疑問を持ってしまうかもしれませんね。
アイリスオーヤマは、主に下記の製品を扱っています。
- 電化製品
- 家具・インテリア
- 収納・家具
- 調理器具・キッチン用品
- ホーム用品
- ヘルスケア
- オフィス収納・用品
- ペット用品・ペットフード
- 工具・DIY・資材・作業衣料
- ガーデン・エクステリア
- 食品
これだけ多様な製品を扱っているので、家電以外でもアイリスオーヤマの製品を使っている人は多いのではないでしょうか。
私のうちでも複数の家電製品とメタルラックやフライパンセット(画像の右は、フライパンの持ち手)も使っていました。

アイリスオーヤマの製品が安い理由は?
アイリスオーヤマの製品は、お手ごろな価格の製品が多いですが、安い理由を見てみましょう。
- ユーザーイン発想
- メーカーベンダーシステム
- 製造拠点(中国での製造)
アイリスオーヤマのユーザーイン発想
アイリスオーヤマは、生活者目線で不満や不便を解決するモノづくりを行っています。
必要な機能に絞ることによりコストダウンを行っています。
また、アイリスオーヤマの値ごろ価格は、引き算方式で決まります。
先に価格や発売日を決めて、それを実現するにはどうするかを考える「引き算方式」。
以前テレビでアイリスオーヤマの会議の様子をやっていた記憶がありますが、「いくらなら買うか?」という質問が出ていました。
「結果としていくらで売れる」ではなく、「いくらなら買うか」がスタートになっています。
アイリスオーヤマのメーカーベンダーシステム
アイリスオーヤマは、メーカーベンダーシステムを構築しています。
ベンダーは、「問屋」になりますが、アイリスオーヤマは、製造から問屋の機能までを自社で持っています。
そのため、物流コストや中間マージンを削減し、製品の価格を抑えられるようにしています。
アイリスオーヤマの製造拠点
アイリスオーヤマは、アメリカ、ヨーロッパ、韓国、中国などに工場や物流センターがあります。
中国には、9つの工場があり、価格を下げられる製造拠点でモノづくりをしているのも、価格を抑えるポイントになっていると思われます。

実際に使っているアイリスオーヤマの家電は、MADE IN CHINAになっていました。
少し不安になってしまうかもしれませんが、アイリスオーヤマでは、日本の品質基準に基づいた徹底した品質管理・技術指導をおこなっています。
アイリスオーヤマの製品は、家電量販店・ホームセンター・大手通販サイトなどで購入可能ですが、アイリスオーヤマの公式通販「アイリスプラザ」でも購入が可能です。
アウトレットやセールなどでお得に購入できることもあるので、のぞいてみてください!
▼ 在庫限りですが、政府備蓄米の販売もしていました!(執筆時点)
アイリスオーヤマの家電はやめとけは本当?
ネット上では「アイリスオーヤマの家電はやめとけ」という声を見かけることがありますが、これは本当なのでしょうか?
商品ページの口コミを見ると下記のように家電としては、短い期間で壊れてしまったという口コミがあります。
- 1年で庫内灯きれた
- 1ヶ月ほどで故障した
- 1年半ほどで動かなくなりました
これを見ると、アイリスオーヤマの製品は、すぐに壊れてしまうのか?と不安になってしまいます。
しかし、アイリスオーヤマの製品は、口コミが多く、使っている人がたくさんいると考えられます。
大手家電メーカーでも初期不良などはあるので、悪い口コミがあるからと言ってすべて、ダメというわけではありません。
当ブログでもトースターや衣類乾燥機のレビュー記事を掲載していますが壊れずに使えています。
また、電子レンジ・炊飯器・LED電球もアイリスオーヤマ製を使っていますが、今のところ問題なく使えています。
信頼性の面では、大手家電メーカーより落ちてしまう可能性はありますが、価格も踏まえて私は、満足できています。
当ブログでは、アイリスオーヤマの製品に関する記事を複数公開していますので、合わせてごらんください!
アイリスオーヤマはどこの国のまとめ
この記事では、アイリスオーヤマはどこの国のメーカーなのかなどをお伝えしました。
- アイリスオーヤマは宮城県仙台市に本社を置く日本の企業です。
- 社名の由来は、創業者の名字「大山」と、花の名前であり「虹の女神」を意味する「アイリス」からきています。
- アイリスオーヤマは、家電だけでなく、生活用品、ペット用品、食品など、多岐にわたる事業を展開しています。
- 製品が安いのは、企画から製造・問屋機能まで一貫して自社で行うことや、ユーザーのニーズに合わせたシンプルな製品開発によるものです。
「どこの国?」という疑問は、アイリスオーヤマがグローバルに事業展開していることや、安価で良質な製品が多いことから生まれたものかもしれません。
しかし、ルーツは日本にあり、ユーザーの暮らしに寄り添った製品開発を続けている、私たちにとって身近な企業なのです。
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