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空調、寒さ・暑さ対策

ネッククーラーのペルチェ素子が涼しくないと感じる原因は?仕組みやデメリットを紹介!

この記事では、ネッククーラーのペルチェ素子が涼しくないと感じる原因について私の考察をお伝えしています。

実際にペルチェ素子を使ったネッククーラー(ネッククーラーEvoとネッククーラーSlim)を使った経験をもとに記載しています。

ペルチェ素子を使ったネッククーラーは、涼しい?涼しくない?という疑問がある場合は、是非ご覧ください!

ネッククーラーのペルチェ素子が涼しくないと感じる原因について!

私は、ネッククーラーのペルチェ素子が涼しくないと感じる原因を下記のように考えています。

  • 冷却プレートの冷たさに慣れてしまった
  • 外気温が高い
  • 期待していた涼しさと違っていた
  • バッテリーがなくなっていた

それでは、1点ずつ確認しましょう。

冷却プレートの冷たさに慣れてしまった

冷却プレートの冷たさに慣れてしまうと実際には、冷たくなっていてもそれを感じにくくなります。

ネッククーラーを実際に使っていて感じる点ですが、冷却プレートが触れていた肌をさわってみると冷たくなっています。

ネッククーラーのプレートの位置を少しずらしたり、機種によっては、強弱を繰り返すモードもあるので試してみたください。

外気温が高い

ペルチェ素子を使ったネッククーラーは、しっかりと熱を逃がせないと冷却性能が落ちてしまいます。

外気温が高いとエアコンの冷え具合も少し悪くなりますが、ペルチェ素子も同様です。

ペルチェ素子は、片面が冷たくなる一方で逆側は、熱くなります。

外気温が高いとこの熱を逃がしにくくなり、効率が悪くなります。

期待していた涼しさと違っていた

ペルチェ素子を使ったネッククーラーは、冷却プレートがあたっている部分だけ冷たさを感じます。

エアコンや扇風機のように全身で冷たさ、涼しさを感じるわけではありません。

血液の温度は、少し下げられるかもしれませんが、あまり期待しすぎると期待と違うとなってしまう可能性があります。

バッテリーがなくなっていた

私は、自転車通勤でネッククーラーを使っていますが、バッテリーがなくなったというのは、実際にありました。

静かなところでは、ファンの音で動作を確認できますが、周りの音でファンの音が聞こえない場合は、いつの間にか止まっていたということが起こり得ます。

楽天市場には、たくさんのネッククーラーがあります。

ここでお伝えした原因を意識しながら私は、ネッククーラーを活用しています。

ペルチェ素子を使った冷却プレートの仕組み

ペルチェ素子を使った冷却プレートの仕組みをお伝えします。

ペルチェ素子のこととネッククーラーとペルチェ素子ついて記載しています。

ペルチェ素子は、ペルチェ効果を利用した電子デバイス

ペルチェ素子は、2種類の異なる金属や半導体材料が接合された構造を持ち、電流が流れることで一方の側が冷却され、もう一方の側が加熱されます。

この現象は「ペルチェ効果」と呼ばれ、熱電効果の一種です。

ペルチェ素子は、流す電流の向きを変えると冷却側と加熱側が逆になります。

また、温度差を与えることにより発電に利用することもできます(ゼーベック効果)。

ネッククーラーとペルチェ素子について

ネッククーラー内に配置されたペルチェ素子が、バッテリーや外部電源からの電力を受け取ります。

先ほど紹介した「ペルチェ効果」により素子の一方の面が冷却され、他方の面が温まります。

冷却される面にプレートを設置して首に直接接触させることで、肌表面の温度が下がり、涼しさを感じることができます。

一方、温まった側の熱はヒートシンクやファンなどで効率的に放散され、快適な使用感が維持されます。

以前、サンコー株式会社がネック冷却クーラー&温めウォーマーという製品を出していましたが、流す電流の向きを変えて冷却と温めを行っていたと想像できます。

その後、サンコー株式会社でネックウォーマーが発売されたので購入しましたが、一時的な販売で、後継機種などは、出ていないようです。

ペルチェ素子の利用例

ペルチェ素子は、シンプルな構造で冷却ができます。

そのため、小型化がしやすいので小型冷蔵庫などで利用されています。

コンプレッサーなどを必要としない分、動作音や振動という面でペルチェ素子には、メリットがあります。

また、コンプレッサー式の冷蔵庫に比べると安価な製品が多いです。

ペルチェ素子のデメリット

ペルチェ素子のデメリットについてです。

ペルチェ素子をネッククーラーで利用するという視点で記載しています。

バッテリーなどで電力の供給が必要

ペルチェ素子の仕組みでお伝えしましたが、冷たさを感じるためには、ペルチェ素子に電流を流す必要があります。

そのため、専用のバッテリーやモバイルバッテリーなどで電力を供給し続けないと冷たさを感じることができません。

一度冷やしたらしばらく冷たいというわけではないんですね。

私が使っているサンコーのネッククーラーSlimの場合は、専用バッテリーで1~2時間動作します(使用環境や使用するモードによります)。

バッテリーの分、少し重量が増してしまうのと、バッテリーの残量がなくなれば、冷たさを感じなくなるデメリットがあります。

放熱をしっかり行う必要がある

ペルチェ素子は、電流を流すと片方は、冷たくなりますが、逆側は、熱くなります。

この熱をヒートシンクやファンを使って逃がしてあげる必要があります。

ネッククーラーでペルチェ素子を使うことを考えるとファンの音が少し気になります。

しっかり熱を逃がさないと冷たさを感じにくくなったり、ペルチェ素子の破損につながる恐れもあります。

ファンの音が気になる、ファンを取付けるスペースが必要、ファンの動作でもバッテリーを消費するなどがデメリットになります。

ペルチェ素子のメリット

ペルチェ素子のメリットについてです。

デメリット同様にネッククーラーで利用するという視点で記載しています。

小型軽量にできる

ペルチェ素子は、仕組みが複雑にならないため、小型軽量にできます。

ネッククーラーを小型軽量にできるので、首への負担軽減や携帯性に優れた製品を作れます。

私が使用しているネッククーラーSlimは、バッテリーを入れても約220gで折り畳むとコンパクトになります。

電源を入れるとすぐに冷たくなる

ペルチェ素子は、電流を流すとすぐに冷却・過熱ができるので、冷却側に取付けたプレートは、すぐに冷たくなります。

電源を入れると1~2秒程度で冷たさを感じるのですぐにネッククーラーを使うことができます。

冷たさを継続できる

ペルチェ素子を使ったネッククーラーは、バッテリーがある間は、冷たさが継続します。

濡らすだけのネックタオルのようにすぐにぬるくなってしまうということがありません。

濡らすだけのネッククーラーの仕組みとメリット・デメリット

この記事では、ペルチェ素子を使ったネッククーラーのことを中心にお伝えしていますが、濡らすだけのネッククーラー(冷却タオル)についても確認しておきましょう。

濡らすだけのネッククーラー(冷却タオル)の仕組み

濡らすだけのネッククーラー(冷却タオル)は、気化熱を利用しています。

温度によっては、水自体も冷たく感じますが、ヒンヤリした感じは、気化熱の効果です。

液体は、気体になるとき(気化)、周囲の熱を吸収する性質を持っていて、このとき液体の周囲から奪われる熱が、「気化熱」です。

注射をする前のアルコールでヒンヤリとした感じがするのも気化熱が関係しています(アルコールは、気化しやすい)。

濡らすだけのネッククーラーのデメリット

濡らすだけのネッククーラー(冷却タオル)のデメリットとしては、すぐにぬるくなってしまうことです。

水に濡らしてタオルを強く振ると冷たくなりますが、その冷たさは、継続しません。

また、服の襟のあたりが濡れてしまうのもデメリットです。

濡らすだけのネッククーラーのメリット

濡らすだけのネッククーラー(冷却タオル)のメリットは、水があればすぐに冷たさを感じることができることです。

バッテリーのように充電待ちというのもありません。

外出時は、使える水道が近くにない場合もありますが、お手軽さがメリットですね。

ネッククーラーのペルチェ素子が涼しくないと感じる原因まとめ

この記事では、ネッククーラーのペルチェ素子が涼しくないと感じる原因について私の考察をお伝えしました。

ネッククーラーのペルチェ素子が涼しくないと感じる原因

  • 冷却プレートの冷たさに慣れてしまった
  • 外気温が高い
  • 期待していた涼しさと違っていた
  • バッテリーがなくなっていた

ペルチェ素子のデメリット

  • バッテリーなどで電力の供給が必要
  • 放熱をしっかり行う必要がある

ペルチェ素子のメリット

  • 小型軽量にできる
  • 電源を入れるとすぐに冷たくなる
  • 冷たさを継続できる

暑い夏は、ネッククーラーが重宝します。

楽天市場では、多くの商品が販売されていますので、のぞいてみてください!

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